映画 ハンガーゲーム あらすじ・見どころ・相関図・登場人物を紹介!」
「ハンガーゲーム」(The Hunger Games)は、スザンヌ・コリンズ(Suzanne Collins)による同名の小説を基にしたアメリカのSFアクション映画シリーズです。
パナムと呼ばれる架空の国を舞台に、貧困と抑圧の中で生きる若者たちが政府によって選ばれ、残酷な死闘を繰り広げる様を描いています。貧困層がデスゲームに駆り立てられる…という設定。
映画の中では、主人公であるカットニス・エヴァディーンはじめハンガーゲームに参加する子供や若者たちが、着飾るシーンも。とっても皮肉ですよね、デスゲームに行くのに。でも、このシーンのカットニスがまた格好良くて、私的に大きな見どころのひとつです。
物語の始まりは、パナムの12の地区から選ばれた24人の若者がテレビ中継される殺人ゲーム「ハンガーゲームズ」に参加する場面から始まります。主人公のカットニスは、貧しい暮らしの中で日常的に狩りをしてることもあり、優れた弓の使い手であり、強さと知恵を持って理不尽なデスゲームに挑んでいきます。
話題のハンガーゲーム0(ゼロ)を見る前に、前作シリーズをぜひ復習していきましょう!全3部(4作)の映画シリーズの、各タイトルの見どころをご紹介いたします。
(1部)ハンガーゲームの見どころ
非常な政府によって支配されているパナム。王国は12の地区に分けられ、各地区から抽選で選ばれた1人の少年と1人の少女が参加する殺人ゲーム「ハンガーゲーム」が行われていました。
残酷なゲームですが、そこは飴と鞭。「ハンガーゲームで勝利すれば、一生安泰!」ですが、12地区24名の参加者のうち、生き残れるのは唯1人なのです。
主人公であるカットニスは12番地区。抽選で決まる参加者に、まさかの妹プリムが選ばれてしまいます。気弱なプリム…きっと生き残れない。そう直感した姉のカットニスは、気丈にも妹に変わってハンガーゲーム参加に志願します。同じ地区出身で、パン屋のピーター・メラークと共に、デスゲームに挑みます。
不安・不信・恐怖…様々な感情が交差する中で、カットニス・ピーターは、ゲーム当初はお互いに離れた状態で、各々が他の地区の参加者と行動を共にします。ピーターは利害関係の一致のような冷めた関係でゲームを進めていきますが、カットニスは、温かさを伴う友情や信頼を育みます。
が、そこは常に死の付き纏うハンガーゲーム…せっかく芽生えた絆が、残酷にも次々に死によって消えていきます。
個人的にはルーの存在がとても大きく感じます。弱く小さい子供のルーは、どことなくカットニスの妹を思わせる可愛い存在です。ゲーム中はカットニスと助け合いますが、命を落としてしまい…
この後、全シリーズ通して重要なメッセージとなる、マネシカケスに通じるシーンです。
観客を味方につけること、政府に邪魔者と思われないこと。生き残る以外にも、カットニスは様々な思惑に翻弄され続けます。
殺人バチや、殺し屋として教育されたプロの参加者、政府の思惑などなど、カットニスの機転で、果たしてピーターと共に生き残れるのか!?
(2部)ハンガーゲーム2の見どころ
ハンガーゲームで、史上初の2人優勝を飾ったカットニスとピーター。出身地区の12地区や観客である国民は、象徴的な存在となった2人を称えます。
しかし、カットニスは心休まらず、夜もハンガーゲームの悪夢にうなされ続けます。形だけの恋人とはいえ、同じ経験をしたピーターとお互いに支え合いならが、優勝凱旋をなんとか終えます。(劇中では結婚まで話は発展しますが…このシリーズ2では、悲しくも両思いのような形にはならず)
優勝凱旋やスピーチでは、他の大会出場者(死んでしまった参加者)の家族と対面したり、スノウ大統領からの圧力に苦悩します。せっかくゲームに勝ったのに、「ゲームの勝者」としての義務や重圧がずっとついて回る2人。
特にスノウ大統領は、マネシカケスとして虐げていた貧困層の反発を恐れており、執拗に国民に制裁を加えます。
そして決まってしまった記念大会。それは、「過去のハンガーゲーム優勝者達から、ゲーム参加者を選抜する」というスノウ大統領の、カットニスへの恐れを体現したようなルールでした。
悔しい、悲しい、恐ろしい…様々な気持ちが交差し、涙するカットニス。
あまりに仕打ちだと、貧困層だけではなく富裕層や過去のゲーム優勝者も、スノウへの反発を示しますが、ゲームは残酷にスタートします。
しかし、前回大会の象徴的な出来事が引き金となり、水面化ではスノウ大統領や政府に対抗するためのレジスタンスが動き始め…
1作目のハンガーゲームがさらにパワーアップして、ゲーム中の仕掛けも人喰い猿・毒霧・落雷の罠…など、より驚くものになっています。
(3部)ハンガーゲーム FINAL レジスタンス / レボリューション
ハンガーゲームの記念大会の会場から、助け出されたカットニス。気が付けばそこは、見知らぬ船の中でした。目覚めたカットニスは、自分を記念大会ゲームから逃すために、仲間が犠牲になったと知って、またも苦しみます。
記念大会後、パネム国内はレジスタンスによる抵抗が活発化していました。助け出されたカットニスは、革命の象徴としての役割を求められますが、悩みます。(なぜかカットニスは自由に動くことができません。少し1人になりたい、それすら叶わないのは、「象徴」としての役割を強要されるため…)
しかも、最も信頼していたピーターがスノウ大統領に捉えられたまま、拷問を受けていると知り、ピーターを助けるために…カットニスは再び立ち上がります。
キャピタルのTVショーに出演を強要されるピーター。画面越しに見えるピーターは、徐々に頬がこけ、言動や目つきも不安定なものに。心配するカットニスをよそに、他の反乱軍の中には「ピーターが裏切った」と見る人も出てきます…
そんな時「逃げろ!」と訴えかけるピーターの言葉の直後、反乱軍基地にはキャピタルの攻撃が!
いよいよファイナル!
冒頭では思っていたよりもあっさりとピーターを救出できた?!喜ぶカットニス。やっとの思いで再開できたピーターがまさかの….
人質生活の中、拷問と薬物により洗脳されてしまったピーターは、元の優しいピーターではなく、カットニスを殺す様に洗脳されてしまっていました。落ち窪んだ目と頬、いったいどんな酷いことをされたのでしょうか。ベットの上で別人のように暴れるピーターを、カットニスは呆然と見つめるのでした。
そしてカットニスの戦いもいよいよ最終局面に。果たしてスノウ大統領との決着はつくのか?そして「勝利者の生活」をカットニスは手にできるのか。
今回は作られたゲーム空間ではないでのすが、パネムの街の中に仕掛けがあるという新しいスタイルで、戦いの緊張感が生まれます。そちらも映画の魅力です。
反乱軍の中にも、カットニスを信頼するもの、それ以外のものが入り乱れる状態。どのように信頼関係を保ち、戦っていくのか…も緊張の連続で目が離せません。そして、ピーターが言葉にする「ミュット」とは…
途中では人気の登場人物の死が次々と…え!あの人も!?あの人も!?となって怒涛のクライマックスへ。ミイラとりがミイラではないですが、憎しみは憎しみしか生まないのかもしれません。
勝利を手にしたレジスタンスからは、とんでもない提案がでます。それは「キャピタルの子たちで、再びハンガーゲームをしよう」というもの。そしてそれに賛成のものが現れて…
歴史は繰り返されるのか。何のためにレジスタンスは立ち上がったのか!?
最後は、「はぁ〜〜〜〜(納得)」の展開が待っていますよ。
主な登場人物紹介と相関図
主人公:カットニス・エヴァディーン
なんと言っても主人公のカットニス!苦悩しても美しく、力強い!弓の名手で、頭もキレる。戦っているシーンもかっこいいのですが、途中で出てくるスタイリストによるドレスシーンは、どれも美しくて圧巻です。
炭鉱労働者の娘として育つ主人公は、父親を事故で失った後、家族を養うために狩猟をして生計を立てています。そのため、自立心を持っているんですね。妹を守るためにゲームへの初志願者となり注目される中、弓矢の名手であり、狩猟やサバイバルの技術に優れているため、出場者からもゲーム当初から注視されます。
3部では、カットニスをPV撮影しようとして、「え、演技は無理…」という撮られ慣れていないNGシーン連発!のような場面があるのですが、
映画の中で映画とられて、下手っぽい演技という、演技力すご!なシーンも見どころです。
シリーズの最終章では、反乱に勝利し、キャピトルの独裁体制を打倒します。戦後、ピーターとともに平和な生活を送り、家庭を築きます。シリーズを通して、勇気、犠牲、愛情の重要性を教えてくれる最重要キャラクターです。
ピーター・メラーク
シリーズ最初は、カットニスと共に代表になるものの「優しさ」と同居する「気弱さ」も目立つピーターですが、『ハンガー・ゲーム』シリーズを通じて、希望と自己犠牲の象徴となるキャラクターです。(この写真は、シリーズ最後の人質状態でTV出演を強要されているピーターです。シリーズ後半では顔つきも変わってきますね)
非常に思慮深く、他人を気遣う優しい性格で、カットニスに対して深い愛情を抱いています。(過去に雨の中、カットニスにパンをあげるんですが、投げて渡したことを後悔しています)
パン屋としての経験から、絵画やケーキのデコレーションに優れた技術を持っており、これが後にカモフラージュの技術としてゲームに役立っていきます。また分かりやすい特技でいうと、何十キロの小麦の袋を投げ飛ばせるほどの腕力。最初はカモフラージュ技術ではなく、こちらの腕力で物をいわせていきます。
ピーターとカットニスの関係は、友情から始まり、偽装の恋愛関係を経て、最終的には本物の愛情に発展します。彼の思いやりと強さは、カットニスにとって大きな支えとなります。
プリムローズ・エヴァディーン
カットニス・エヴァディーンの妹でプリムは、優しく思いやりがあり、動物や人々の世話をすることに長けています。気弱で姉に守られているキャラから、映画後半シリーズでは、怪我や病気の治療に関心があり、医療知識を積極的に学んで戦場にも赴く頼もしい女性へ成長していきます。
プリムは戦争や反乱の中で多くの人々を助ける存在となりますが、シリーズの最後の部分で、反乱の中で重要な医療活動を行っている最中に命を落とします…しかもその原因となった爆弾は、実はレジスタンス側の仕掛けたものだった….!?
彼女の死はカットニスにとって深い悲しみと怒りを引き起こし、物語の重要な転機となります。
悲しみにくれるカットニスの元に、プリムが飼っていた猫だけが生き残って帰ってきます。その存在に少し救われるシーンがあるんですが、個人的に私も猫を飼っているのでジーンときますね。
シナ
キャピトルのスタイリストであり、ハンガー・ゲームに出場するトリビュートの衣装をデザインするシナは、映画の中でカットニスの大きな心の支えとなります。カットニスに対して温かく思いやりがあり、彼女の気持ちを理解しできる限りの応援をしてくれます。
カットニスを「火の少女」として観衆に印象付けるための革新的な衣装をデザインしますが、「燃える衣装」や「マネシカケスのドレス」など反乱の意志を示すものも含まれていたこともあり、スノウにより拘束され、処刑されます。(ドレスが燃えるんですよ〜素敵すぎる!)
ゲーム直前のシナとの別れに、心を乱されるカットニス。どうしようもなく始まってしまうゲームに、なす術のないカットニスのシーンも、ハラハラします。
シリーズ2のゲーム初めに命を落とすシナなのですが、その後のシリーズでも衣装デザインを通して(エフィーがもっていた)カットニスを支え続けます。シナとカットニスの関係は、外見だけでなく、彼女の内面や意志をもサポートする重要な人物です。彼の存在と創造力が物語全体に深い影響を与えていきます。
エフィー
『ハンガー・ゲーム』映画シリーズに登場するカラフルで風変わりなキャピトル(富裕層)側のキャラクターとして登場します。もぉ〜とにかくカワイイんですよね。
第12地区のエスコート役として初登場しますが、ハンガー・ゲームのトリビュート選出時には、貧しい村の中で、一人だけ場違いかと思われるメイクに衣装。(でも憎めないんですよ〜明るく陽気で私は好きな登場人物です)
初めはカットニスやピーターに表面的な関心しか持っていないように見えますが、次第に深い思いやりを示すようになります。(私たちはチームよ。と、エフィーからあゆみ寄る場面も)
エフィーはキャピトルの厳しい規則と反乱の現実の間で葛藤し、最終的にはカットニスたちの側に立つようになります。彼女の変化は、キャピトルの価値観に対する疑問を投げかけ、より人間的な一面を見せます。
ゲーム参加者を選出する際にでる、彼女の有名なセリフ「May the odds be ever in your favor(願わくば運命の女神があなたに微笑まんことを)」はシリーズを通じて何度も繰り返されます。
ヘイミッチ
過去の12地区の優勝者として、カットニス・エヴァディーンとピーター・メラークのメンターを務めるために登場します。ゲームのトラウマから酒日たりの日々。「ゲームの優勝者が、幸せだと思うのか?」酒浸りのヘイミッチからは、そんな疑問を終始感じさせます。
皮肉屋でアルコール依存症ですが、カットニスとピーターに対しては実は非常に思いやりがあり、ゲームで生き延びるための戦術や助言をくれたり、スポンサーを見つけるなど、2人を助けるために最善を尽くしてくれます。
結局はゲーム参加者で優勝者でもあるヘイミッチは、カットニス・ピーターと、本当の意味で最後まで一緒にいてくれます。シリーズを通して重要な役割を果たす登場人物です。
フィニック
第4地区出身で、漁師の家系に生まれ、社交的でハンサムで若い!14歳でゲームに優勝後も、過去の優勝者の中でもキャピトルで大人気です。(そして、もう愛する人がいるんです〜うらやましい)
ハンガーゲームでは恋愛要素も含んでいますが、氾濫の中の結婚式など、愛や家族を一層感じさせてくれるのはこのフィニックですね。
軽い性格の様に装いますが、その実は愛情深く真の強さをもっています(記念ゲームでは、母親のように慕うマグスを背負ってゲームをすすめます)カットニス・ピーターとは、重要な同盟者となり生き抜きますが、最終的に反乱の過程で命を落とします。
その勇気と自己犠牲は大きな影響を与えます。
ジョアンナ
ジョアンナ・メイソンは、強気で皮肉屋な性格で、時折冷酷に見えるめちゃくちゃ強烈な印象を与えてくれる登場人物です。(皮肉屋で美人で強くて…大好き!)
エレベーターの中で衣装を抜いて全裸になり、ピーターに「またね」とウインクする場面なんて、最高ですよ!笑
記念大会では、フィニックと共に、カットニスたちと同盟を組み助けてくれますが…ピーターと共にキャピトルに捉えられてしまいます。
烈な性格と複雑な背景を持つキャラクターは、シリーズの中でも際立っていて、重要な役割を果たしてくれます。(やっぱり大好き〜)
シーザー・フリッカーマン
全シリーズ通して登場するキャピトルのテレビ司会者で、カリスマ的なキャラクターです。(この人も好き!笑)
ハンガー・ゲームのテレビ放送における主要な司会者で、参加者のインタビューや中継でのコメンテーターなどをします。彼の仕事は、視聴者の関心を引き、ゲームを盛り上げることです。
シーザーはキャピトルのメディアの顔で軽妙でユーモラスな明るく、彼の存在がハンガーゲームの残酷さを和らげ、キャピトル市民に娯楽としての一面を強調する役割も担っています。この絶妙な塩梅が、映画全体の複雑なバランスを保ってくれますよ。
プルターク
キャピトルのゲームメーカーであり、第75回ハンガー・ゲーム(クォーター・クエル)の主要な責任者です。彼はセネカ・クレインの後任としてゲームメーカーに就任します。
初めはキャピトルの忠実な一員のように見えますが、実際には反乱軍の一員でしかも高官!裏ではカットニスたちの救出プランに加担するなど、キャピトルに対する陰謀を企てています。(食わせ物だ〜)
知的で戦略的な存在。シリーズ2作目以降、とても重要なキャラクターです。
スノウ大統領
シリーズにおける悪役の中心といえば、このスノウ大統領!パナムの独裁的な支配者であり、キャピトルの大統領で、キャピトルと12地区を統治しています。
冷酷かつ冷静な性格を持ち、権力の維持と自らの利益のためには容赦しない手段を使います。彼は反乱を恐れ、反抗する者に対しては厳しい処罰を下します。そのため「炎の少女」については、当初から厳しい目を向けているんですよね〜(だって反乱のいい火種ですもんね)
シリーズ全体を通じて、カットニスとの対立が物語の中心的な要素となっています。本当、こんなに目の仇にするの!?ってくらい、めちゃくちゃ執着してきます!
スノウ大統領のの権力への執着の強さが、映画全体のストーリーの暗い部分の肝となっています。
コイン
反乱軍のリーダーであり、、13地区の指導者。彼女はスノウ大統領に対抗するため、カットニスや他の反乱軍のメンバーたちを統率します。
静で合理的な指導者で、あまり人道を気にしない傾向があります…(そして最終的には権力に溺れるんですよね〜)これはもう、最終章をぜひご覧いただいてみていただきたい!!!
ハンガーゲームはどこで見れるの?
私は、個人的にAmazonのPrimevideoと、Netflixを契約しているのですが、主にNetflixで見ています。
その理由は、5歳の息子のyoutubeと音声が干渉してしまうため(笑)Netflixだと、「音声:日本語」「字幕:日本語」ができるので、音声が多少聞き取りづらい中でもストーリーがわかるんですよね。
とはいえ、バックミュージックなども含めて世界観を楽しめる方は、以下の方法で見ることができますよ!
Netflix
「ハンガーゲーム」の全シーズンがNetflixにて視聴可能です。Netflixに登録すれば、PCやスマートフォン、タブレット、テレビなどのデバイスから視聴できます。
Hulu
Huluは、PCやスマートフォン、タブレット、テレビなどのデバイスからいろんなアニメやドラマが視聴できます。
Amazon Prime Video
Amazon Prime会員になれば、PCやスマートフォン、タブレット、テレビなどのデバイスからいろんなアニメやドラマが視聴できます。
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