Shopify翻訳アプリ【Translate & Adapt】使い方と翻訳範囲の注意点
Translate & Adapt という便利な翻訳アプリ、大体の箇所は翻訳できるのですが、テンプレートでの使用時は注意が必要でしたのでメモ。
Shopifyの「Translate & Adapt」アプリは、オンラインストアのコンテンツを複数の言語に翻訳し、ターゲット市場に適応させるためのツールです。
CSVで翻訳データをダウンロードしたり、ボタンを押すだけで一括翻訳できたり、便利で「無料」で使える翻訳ツールです。
- Translate & Adaptの機能
- Translate & Adaptの使い方
- テンプレートにおける翻訳時の注意点
Translate & Adaptの機能
Translate & Adapt は自動翻訳と、手動翻訳のどちらも対応しています。
細かい箇所まで翻訳するのは骨が折れるので、最初は「自動翻訳」を使用し、その後「手動翻訳」で調整が早いかなと思います。
AIを利用した自動翻訳機能で、ストアのコンテンツを迅速に複数の言語に翻訳。自動翻訳の精度を高めるために、翻訳の微調整が可能。
自動翻訳結果を手動で編集して、より正確で文化に適した翻訳を提供。専門用語やブランド特有の表現を手動で翻訳し、統一性を確保。
多言語管理:
翻訳されたコンテンツの一元管理が可能で、各言語ごとにカスタマイズされたページやセクションを作成・管理できます。
対応言語
Shopifyの「Translate & Adapt」アプリは下記の言語に対応しています。
- 簡体字中国語
- 繁体字中国語
- チェコ語
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語
- フィンランド語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- ノルウェー語
- ポーランド語
- ポルトガル語(ブラジル)
- ポルトガル語(ポルトガル)
- スペイン語
- スウェーデン語
- タイ語
- トルコ語
- ベトナム語
Translate & Adaptのインストールと使い方
Shopify app store で「Translate & Adapt」を検索して、追加してください。
追加後、アプリの設定画面に遷移します。そのまま自動翻訳を実行してみましょう!
翻訳後は、それぞれ商品ページやテンプレートなど、翻訳後の内容を確認して、手動で適宜変更していきましょう。
Shopifyの公式にも詳しいヘルプがあるにゃん!こちらも参照のことを!
テンプレートにおける翻訳時の注意点
ある程度構築が進んだ段階で自動翻訳を行ったところ、ある事象に気がつきました。
「あれ!?テンプレートの中のテキストが、ほとんど翻訳されていない…汗」
「Translate & Adaptの管理画面を見ても、翻訳を入力する欄も表示されていない….汗」
調べて見ると、「Translate & Adapt」アプリで、翻訳対象外となるリソースタイプあるそうです。(翻訳可能なリソースタイプ一覧はこちら)
具体的にダメだったテンプレートのリソース
テンプレートのblockに「liquid」を指定していた箇所は、軒並み翻訳対象外となっていました。textやrichtextは、翻訳対象のためそちらへ変更して対応しました。
翻訳されなかったliquidタイプ(抜粋)
7行目の”type”:”liquid”の箇所にテンプレートで記入したテキストは、翻訳されませんでした。
1 "blocks": [
2 {
3 "type": "liquid-test",
4 "name": "リッチテキスト",
5 "settings": [
6 {
7 "type": "liquid",
8 "id": "code",
9 "label": "自由にliquidを記載できます",
10 "default": "<p>test text。ここに自由にliquidを記載できます</p>",
11 "info": "翻訳対象対象外になっちゃうよ"
12 },
richtext変更で、翻訳対象に!(抜粋)
先ほどの7行目を、”richtext”へ変更しています。これで翻訳の対象となります。
(長文で無い場合や、テキストの装飾が不要の場合はtextでもOK)
1 "blocks": [
2 {
3 "type": "liquid-test",
4 "name": "リッチテキスト",
5 "settings": [
6 {
7 "type": "richtext",
8 "id": "code",
9 "label": "リッチテキストに変更したよ",
10 "default": "これで翻訳されるかな?",
11 "info": "翻訳対象にするためにリッチテキストに変更"
12 },